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2013年5月17日 (金)

外科医 須磨久善

「外科医 須磨久善」
海堂尊
講談社

元気が切れかかってる時におすすめ。

著者は「チームバチスタの栄光」で有名な医師兼作家。
初めはバチスタシリーズから読み始めたが、ノンフィクションも
面白い。バチスタシリーズで楽しく覚えた医学用語が
現実の今の自分の住む世界でも、あちらこちらで使われ、
必要とされ、沢山の人々が日々関わっていると「実感」出来た。

この作品もノンフィクション。日本で初めてバチスタ手術をした
外科医の歩んで来た道のり。多分大変だっただろうとは思ったけど
読後感はちょっと違った。

「人が自分をどう思っているのとか、ひそひそ話の中身みたいな小さな問題よりもはるかに、自分が自分の行為をどう思うかの方が大切です。たどりついたゴールが、本当に最初に目指していたゴールかどうか。そうした問いに対する回答がイエスなら、あとは、まあそこそこ、どうでもいいのではないでしょうか」(講談社文庫174ページ)

今の私にはとても響いた。
ボチボチ人生の折り返し地点に来て、子どもたちに残せるもの、伝えておくべき事を考えている。
子どもも思春期の嵐の中、立ち止まり後戻りし、ちょっと進んでは戻って休み、また、嵐に向かって行く。親も子も迷いの中でさまよっている。

でも多分これでいい。人と違った道でも、これで行けると感じている。
ゴールはまだまだ見えて来ないけど、自分を自分で認められる。頑張ってるなって。

抽象的な言葉でごめんなさい。まだ具体的に語るには生々しくて出来ない。
いつか、語りたい。同じように嵐にあっている子供たちと大人たちに。

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